十三機兵防衛圏感想(全部ネタバレ)

 

「網口くんの父親、愛人おる」

私が十三機兵防衛圏をプレイした際にメモした3つのうちの初めの一つがこれだった。
なぜこれをメモしようと思ったのかはまるで分からない。いや、めちゃくちゃテンションが上がったからなのだけれど、正直、それまでにだって興奮するポイントは結構あった。あったはずなのに、何故私はこのタイミングでわざわざスマホを手に取り、メモ帳アプリを起動し、この一文を書き込んだのか、その衝動は正直謎だ。

でも良いよね。金持ちで、飄々としてて、物腰はやわらかく、女の子好きで、手慣れていて、ついでに喧嘩も強い。そして父親に愛人がいてあまり家に帰ってこない。それでいて第四世代、支援型。

よ、良すぎる~~~~

ちょっと不毛っぽいのが良い。好きです。家帰って笑顔消えて「疲れた……」って言ってそうなところも良き。知らんけど。「疲れた~~~~」ってニュアンスかもしれんな。CV鈴木達央ならそっちかな。知らんけど。

網口くんと鞍部くんの関係性も良かった。家に帰りたくない鞍部くんの理由を特に聞かず、「じゃ、うちに行くか」って言ってくれるところもいい。

そういう訳で、2023年12月30日に、3年前に買ったままプレイしていなかった(途中まではやってたけどバトルで詰まっておいてあった)十三機兵防衛圏をクリアしましたので直後の感想を書きます。全然精査してないし記憶違いや勘違い、変な解釈とかもあると思いますがご容赦を。
※なお、バトルはイージー。それでも負けそうだったのでセンスがない。

ただ、書いてみたら三分の一くらい比治山と沖野のこと言ってて笑った。それでも良ければお読みください。

十三機兵防衛圏、すごく面白かったです。
最後は全員好きになったし、エンディングが最高すぎた。

正直なところ、薬師寺恵ちゃんのことは最後のあたりまで好きになれなかったんですよね。
ビジュアルがかなり好みだったので、もしかしたらギャップが大きかったのが原因かもしれない。
もし私が鞍部十郎だったら、よく知らない学校の同級生が押しかけてきていきなりエプロン付けて食事を作り出したらかなり困惑する。結構本気でキレると思う。多分それは私が陰キャ根暗の引きこもりオタクだからだろう。そもそも実際はほぼ玉緒さんの策略(?)で居候することになったわけだし、最初から彼女の意志だったわけじゃないんだよなぁ~っていう。

とはいえ彼女の気持ちは分からなくもない。
自分の愛する人が記憶を失ったとして、やはり思い出して欲しいと思うだろう。
ましてや相手も自分の事を愛してくれていて、自分には確かに彼に愛された記憶がある。なんなら抱きしめられた温もりとか匂いとか耳元で聞く声とか、まあ、彼がどんなふうに相手を愛してくれるのかだってちゃんと覚えているのだ。
だから記憶を失った彼が、自分以外の人間を好きになってしまった時どうするのか、というのはよりリアルに想像出来たことだろう。

……と思ったけれど、言葉で書くとそんなものは元カレ元カノと同じかもしれないとも思う。とはいえ突然知らない世界へ来て、そして戻るべき場所はもうない、という特殊性とか、自分を守る為にそうなった十郎のことを思えば、「彼のために何かしたい」と思うのもむべなるかなという気もする。

彼女はずっとその行為が「自分のため」なのか「十郎のため」なのか葛藤していたわけだけれど。でも「誰かのために」することって、突き詰めれば「誰かのために何かをしたい自分のため」だと思う。なので個人的にはどっちだろうと良いじゃんと思う。ただこの鞍部くんの場合は思い出さない方が幸せかもしれないわけで……そういう意味では先述の話とはまた別のところで考えるべき問題かな。
結果論としては思い出した方が良かったのかもしれないけれども。
薬師寺としてはかなり辛い選択だったんだろうなぁ。

そういうわけでこんなダラダラ考えてしまうくらいには、最終的には薬師寺ちゃんに色々と感情を持っていかれた訳です。

セクター3で薬師寺薬師寺の大切なものを守るために戦った和泉くんが、稼働限界を超えても戦う姿はかなりジンと来た。「ダメだ命令撤回」って何度も言うの辛くて辛くて……正直めっちゃ良かったよ……下野紘……声優がうますぎる……(当たり前なことを言う)

鞍部くんが恵ちゃんに「だって僕は君のことが……」と明らかに告白だと分かるセリフを言ってるのに、恵ちゃんが「あなたは誰? あなたにはもう、あの人はどこにも残っていないの?」みたいなことを言う所、だいぶ残酷だなぁと思った。
取りようによっては、「鞍部十郎」ならば意味がない、と言われているように感じてしまう。これはかなり辛い。
だってある意味「鞍部十郎」は、「薬師寺恵」の所為で、彼女を好きになってしまったのだ。
「彼女が押しかけてこなければ」「記憶を戻そうとしなければ」もしかしたら「鞍部十郎」は、彼女のことを好きにならなかったかもしれない。
まぁもしかしたら実際は、鞍部くんの一目惚れとかかもしれないけれど。(もしかしたら設定資料とか見れば書いてあるのかなぁ? それか2週目をやればわかるかな)
そもそも彼女はそういう意味で「あなたは誰?」なんて言ったわけではないかもしれないけどね。多分、あのとき鞍部の言葉はあんまり聞こえてなかっただろうし。
だから拗れなくて良かったな~と素直に思う。鞍部が思いのほか冷静だったな。和泉の記憶が混じっていたからなのか、そもそもそういう気質なのかは分からないけれど。でも傷ついてないわけでもないとは思う。薬師寺の後悔も悲しみも分かるから、それに鞍部が寄り添ってくれて安心した。

その後の「もう二度とあなたを一人で戦わせたりしない」はグッときた。鞍部くんはこれから、自分じゃない自分がライバルになるのかな~と思うと頑張れ!ってなる。
あとしっぽとの掛け合いがめちゃくちゃ可愛かった。憎まれ口のたたき合い、好きです。
しかしなるほどな、だからしっぽは、十郎くんが五百里ちゃんの夢を見たとき「気になる女の夢ぐらいみるさ」的なことを言ったのね。
てかあれか~~~「生意気な娘と過ごしたみたいで」ってガチでそうだったのね~~~ほあ~~~~

ところで五百里ちゃんの機兵起動の仕方最高すぎて震えた。東雲先輩の起動も好きだな。いや全員好きか。如月ちゃんもめっちゃかっこいいしな。足首の緒方くんも良き。

正直全カップリングが可愛いし好きになってしまったのだけれど、関ヶ原瑛と冬坂五百里の二人もすごく可愛くてよかった。
関ヶ原くんが意外と臆病で、五百里ちゃんの方が度胸あるっぽいところも可愛い。彼も何だかんだ尻に敷かれそう。よくよく考えたら、暗殺者とターゲットだったってところもエモい。
そういえば関係ないけども、関ヶ原が胸押さえながら沖野に「助けてくれ」って言いにくるところ非常に良かったです。私は「俺は一人で良い」ってタイプの子が助けを求めにくるところに弱いのだ。みんな弱かろう。知っておる。

関ヶ原と言えば、AIミウラとの掛け合いも良かった。お前たち……本当に良い友人なんだな……感がすごい。そして上手く隠しているつもりだったのにミウラに見破られてるの最高すぎたね。三浦君、あんなに素直で実直なのに「気付いていることを相手に悟らせない」の良きすぎた。三浦くん、好きだ~~~~

そういうわけで三浦慶太郎みたいな後輩が欲しい。めちゃくちゃご飯奢る。別に私がその場にいなくてもいい、金だけ出すからたらふく食ってきてくれ……。なんなら一緒に食べに行く友達の分も金出すから……。

てか三浦慶太郎が兄だったら私、一生嫁に行けなくない??? ブラコン拗らせて兄の婚期を遅らせる自信がある。2188年も1945年もAIでも真面目で優秀って何???

あとナチュラルにまた同じ人好きになってるのもやばい。ドローンになってもナツノのところに行っちゃうの? すごすぎんか?? そんなのもう、でっかい愛、Big Loveじゃん。

そんで2188年の彼が優秀な設計技師とかも~~~好きでしかない~~~技術者好きなんだよすまん~~~~!!! ところでねえ、三浦くんは奈津乃さんの尻に敷かれてるの?? ねえねえ、教えてくれたのむから!! あと三浦慶太郎の泣き顔が見たい~~~~見せてくれ~~~~~泣いてくれ、三浦慶太郎……その綺麗な涙を見せてくれ……きもくてほんとすまんな……。発狂しそうな苦痛に見事耐え切り、DD426の影響を受けずに機兵を動かすデータを作り上げた(ミステリーファイル談)そのシーンを詳しく見せて欲しい。それで私の先述の欲求は満たされる気がする。

ところで兄に目一杯大事にされてることってさ、幼い頃はあんまり意識してなくて、得てして大人になってから気付きがちだと思うんだけども。
(私には兄がいないから知らんし、いたとしても三浦慶太郎ほど大事にしてくれへんだろうから分からんが)
けれども千尋ちゃんの記憶を残したまま森村博士の自我が目覚めたことで、千尋ちゃんはほとんどタイムラグなしでそれを自覚したわけで……。最高濃度の【兄・三浦慶太郎】を浴びたわけでしょ?
「がんばって、にいちゃん」になるよなそりゃ。

あと基本丁寧な三浦慶太郎(ミウラだけども)が呼び捨てで関ヶ原を呼ぶの興奮したわ。戦友って、普通の友人とも恋人ともなんか違うよね。特有の連帯感というか、気安さというか、なんかそういうのがある。背中合わせが好きだからそう思うのかもしれん。分からん。

食卓にハンバーグが並んでいるのを見てテンションがあがり、「手を洗ってきて」に秒で従い、ズサーッって洗いにいって正座待機する三浦慶太郎は可愛すぎたので逮捕です。

正直奈津乃といちゃいちゃしているところをもっと見たかった。もっと見たかったです!!!! かなり初期から見れた2188年の二人の会話がめtttっちゃよかった。すんごくかわいかった。

ところでユキちゃんが娘に小奈津って名前つけてるの強火すぎて笑いました。
あとカバンに常に鉄板いれてるの可愛すぎるでしょ。
ユキちゃんが腕上げたときにお腹見えるの可愛すぎたね。
そんなユキちゃんが網口くんとっていうのがまた最高だ~~~
二人とも腕っぷし強しなところもまた良き。

じゃ、網口くんとユキちゃんが喧嘩するときの妄想しま~す。
まずさ、ユキちゃんの拳を避けまくる網口は「居る」でしょ?
「避けんじゃねえ!」「え~でもユキちゃん本気じゃん。痛そうだし…」などと言いながら最後はユキちゃんの拳を手のひらで受け止めて「ごめんね」って言うんでしょ??? 絆されるユキちゃん。でもやっぱりムカつくから顔面に一発入れちゃうんでしょ。翌朝鞍部とかに「あれ? 網口くんどうしたの、頬っぺた」とか言われて「勲章」とか言うんでしょ。知っとるで!!!!!!

そういえばニュアンスは忘れたけど網口くんが「俺は俺で井田じゃない」って言い切るの良かったな~~~
この作品、わりとみんなが「いくら身体や遺伝子が同じだろうが、自分は自分」って思ってるっぽくて、変に罪の意識に苛まれてないのが良かったです。
たとえば沖野くんとか。
そう、沖野くんとか……沖野、沖野沖野お前~~~~~っ大事なところで使い回しはさぁ~~~~~~いやっ……わかるよ……わかるけどさぁ~~~~~~~大体予期せぬトラブルってそこから起きるじゃん~~~~~~~????? 15人しかいなかったらデバッグもろくに出来なかっただろうしなぁ~~~仕方ないんだけどさぁ~~~~???? まぁでもトリガーを引いたのは2188東雲だしな~~~いや……っていうか井田か~~~~~????? いやこの話題はナンセンスだな。それ言ったら銃持ち出した緒方もだし、森村博士なんて地球滅ぼすきっかけになっとるしな。
んーー閑話休題!!
2188の沖野にとっては自分が死んだあとのことなんてどうでも良かったわけだし、そこにリソースを裂くならば、残された時間を自分の好きな人と一緒に過ごしたいってめちゃくちゃ合理的だ。そういう取捨選択は大事だと思うし、それを責める権利は誰にもない。彼らの時間は彼ら自身のために使うべきだ。
そんで何が言いたいかというと、沖野くんは「2188年の自分の怠惰がこの惨状を引き起こしている」って知っても「僕の所為だったのか……」とはならなかったじゃない。(多分)
冬坂五百里が、森村千尋博士と自分を同一視して全ての元凶が自分だと思わなかったように。(多分)
当たり前だけど、それがすごいなぁと感じた。
私だったら、もしかしたら少し責任を感じてしまうかもしれない。
でもそういうのって幼稚な行為なんだって。自分のどうしようもないところで起きたところにまで責任を感じるのは幼稚性らしい。彼らはすごく大人ってことだよなぁ。大人にならざるを得なかったというべきなのかもしれないけれど。
東雲先輩は2188年の映像をみて「私の所為だったの?」ってなってたけど、それは今の自分の続きだと思っていたからだと思うのだが……でも東雲先輩のこの不安定さとか内向きの思考とかが彼女の魅力だよなぁ。

そういえばウサミちゃんと稔二くんのカップルがほんと~~にかわいかった。
そこがCPになるのか~~~!!!最高~~~!!!
ウサミちゃんの喋り方すきだな~「何を言っとるんだお前は……」みたいなやつ。
セクター3に飛ばされたときの緒方が頼れるやつすぎたし、電車ループでどうにか如月を助けようとするのも良すぎた。良すぎたしか言ってないが良すぎた。
まさか緒方がループものの主人公になるとは想像もしてなかった。ループものかつ記憶継続の主人公、好きです。

あと美和子と稔二が幼馴染で美和子側に稔二に対する偏見とかがないのも良かった。
お互い気軽に「稔二くん」「美和子」って言ってるの幼馴染~~~~で最高。
美和子ちゃんめちゃくちゃ可愛い。女性キャラで一番好きかもしれん。ぽっちゃりなところも好みすぎる。あとリアクションとか握った両手をぶんぶんするのとか、とにかくかわいい。エンディングで美和子ちゃんに会えたとき私も泣いた。それと同時に彼女が今後現実世界に生まれ変わった(?)ときの気持ちを想像してしまう。
少なくとも5年はズレてるわけで、友達はみんな大人になってて、いつの間にか結婚して、子供も生まれて。どうか取り残された気持ちになりませんように、と思う。きっとうまくやるのだろうけども。

あと東雲先輩が郷登先輩と付き合った経緯と別れた経緯を聞かせて欲しい。別れた経緯は井田先生? なのかもだが……。
そして関ヶ原は弟のような気持ちで郷登のことを苦々しく思ってたの? か? 彼の井田に対する感情はどんなだっけ。覚えてない……。
ただ正直、東雲先輩があそこまで井田先生に執着するとこは私にはない感情で良く分からなかったけど、東雲先輩が「あなたに利用されてても別に良い」って言い切るところが良かった。とはいえ無償の愛でもないわけで、それも生々しくて良かった。ただ、その感情って井田に操作されてたの? と思ったりもするが……。その辺の整理がまだ出来てない。
一つ言えることは、2065年?で友達とはぐれちゃって不安そうな顔をする東雲先輩を後から見返してたら、可愛すぎやろ……どうにかなってしまう……ってこと。
和泉くんはまじで頼れる奴だったのねって改めて実感した。

郷登先輩は森村先生が死んだことを知った時、どんなことを思ったのか考えてしまう。
なんなら自分の所為かもしれないわけだし。まぁでも記憶操作された時点で自分の好きだった女性は死んでしまったと思ってたのかな。この辺も良く分からない。
郷登先輩もなんだかんだ尻に敷かれてそう。

ところで比治山と沖野はいつ結婚するん?
冒頭で私が取ったメモは3つと書きましたが、残り二つは以下の通りです。

・焼きそばパンください!!
・あいしているよ たかとし……????

――そう。
正直なところ、私は疑っていたのである。

友人が比治山と沖野のCPが好きだということは以前から知っていた。
でもだからこそ、バイアスをかけないようにかなり注意していたのだ。
“おいおいお前らもう付き合っちまえよ”
何度もそう思ったけれど、期待したら裏切られるとも思っていた。
なんだかんだ、行きつく先は【友情END】。

そうだろ? BJ。
私はずっとそう思っていた。

私「あいしているよ たかとし??????????????」

私はコントローラー落とした。ついでに時も止まった。

……は? え?

つきあ・・・・・ってた・・・・・って、コト!??????????
え? なんで?? は???? ん??????
いや待って……でも前世(?)で付き合っていたからといって、今世(?)もそうなるとは限らないって、他の子たちが証明しているじゃない。そして私は環境によって好きになる人が変わるっていうのがものすごーーーく良いなと思っている。だがしかし!! いや……っ!!! まだだ!!! まだ信用しない!!! わたしは!!!!!

~~行間~~

まって沖野が取り残されてる!!! いやだ! 転移したくない!! まって!!!!!! このシーン前にも見たことあるやだーーーーーっ泣

比治山「俺だけ…転移してしまった」
私「ア°ーーーーーーーー号泣」

リアルタイム進行じゃないから急いだって仕方ないのにこの辺からめちゃくちゃ慌てて校内を走り回る私(比治山)。「今は飯を食っている場合ではない!!」って叱られる私(比治山)。知っとるわ!!! でも慶太郎がそっちにいるのかと思ったんだよ!!!!
とりあえず旧校舎へ急ぐ私(比治山)。渡り廊下で「思い出す」の選択肢が出て来た際「うるせーー呑気に思い出している場合か!? いまはそれどころじゃねえ沖野が!!!!!!!」そう思いつつゲームに慣れた私は○ボタンをクリックした。

沖野「あなたが…好きです」
私「お、沖野――――――――――――――!!!!!!????」
私「おまっ…おまえ、っ沖野、貴様……っ、まじか、そんな、おま」
比治山「男に告白されて嬉しいもあるか」
私「比治山おまえぇえええええええええええええええええ」
沖野「そうか……」
私「ばかっ! この……っばか! 沖野の顔をよく見ろ! 笑ってないだろ!? 泣いてるだろうが心で! この……っばか!!!!!!!!!」
私「沖野!! お前もだ!! 怖いよな、分かるよ、でも押せばいけた! 今のは押せばいけたよ!! 抱きつけばいけたって!!! でも拒絶されたらこわいよな。でもはぐらかしたらだめだ!! 沖野!!!! 比治山―――――――っ!!!!!!!!!!!」

回想から戻って来た私「録画ボタンぽち」

後から録画見返したら、無駄にダッシュしたり急停止したりする比治山(私)が映ってておもしろかったし、急いでいるくせに校庭の休憩所で欲が出て慶太郎以外の選択肢も全部聞いてて笑った。思ったより急いでない。すまん沖野、助けが遅れたのは俺(比治山)の所為だ……。

沖野が消えたときの比治山の気持ちを考えるともうあかん。
てか比治山と機兵を共有するってやばいんじゃ。その発想がもう愛-eternal love-じゃん。
どんな気持ちで比治山に追加のコードを……う……。

桐子の恰好で比治山に手紙を渡したの、臆病さがでちゃったのか、勝率が上がると思ったのか、それとも本当に比治山が喜ぶと思っていたのか、、そういうところ……嫌いじゃないよ……。いつも余裕っぽく振舞ってたけど、内心はすごく焦ってただろうし、最後らへんは比治山くんの前でそういうところを見せてくれたのも良かった。

あとちゃんと手紙取ってあった比治山、えらいぞ。いや、やっぱお前沖野のこと好きじゃん。このこの。付き合っちまえよ。馬鹿者めが。手紙読みながら泣くくらいなら(※妄想です)はぐらかさずにちゃんと伝えるべきだったんだよ。

「やれやれ…やっと乗ったか」
うん。もう何も言うまい。いや嘘言わせて。祖国と愛するもののために戦う比治山くん。お前は死なせんという比治山くん。沖野が帰ってくる場所がなかったら困るって言ってた比治山くん。なるほどね。

祖国=沖野の帰る場所じゃん。
愛する者=沖野じゃん。
沖野じゃん!!!!!
戦場に出る理由=沖野じゃん!!!!!

はいQED!!!!!!

んで5年経って進展してないとは思ってなかったわーーーーー!! はーっ!! お前らってやつはもーーーーーー!!!! 愛するやつのために戦ってたんだろ!? 比治山お前は!!! お前もだ沖野!!! 時間があると分かったらすぐそういう……いや忙しかったんだよな……わかるぜ……お前たちってやつは本当に……まったく……すきだぜ……。

冷静になって考えると、私の「沖野と比治山がどうにかなるはずがない」っていうのもまあ酷いバイアスなわけですね。そう考えると比治山と私の思考はあんまり変わらないんだな。比治山くんの場合、1945年の価値観じゃ仕方ないとも思う。そんな中で5年間ずっと葛藤していたのはすごい。その時点でめっちゃ好きってことに気付かないのかわいすぎる。

あと、そもそも沖野くんは「子供を産んで、人を増やす必要がある」ってことを痛いくらい理解しているだろうし、そういうところも葛藤の一部になり得るか。感情と現実は別だし、彼らの場合、現実の問題があまりにも急務で重大だ。そう考えると、素直に「同性だろうが異性だろうが好きな人と一緒にいればいいじゃん。生涯一人だっていいじゃん。多様性じゃん」って思える今は、恵まれているのかも。

あとこれは自分でもどうかと思うけど、沖野も比治山もとても優秀なわけで、その遺伝子を残せないのはもったいないと思った。でもこの思考って危険だよな~~ある意味、優生思想なのかも。
ただもし彼ら二人が子供が欲しいとなったら、クローン技術やなんやかんやで可能なのかもしれない。
でも人類の事を考えれば、玉緒さんと沖野・比治山のどちらかが子を作る方が現実的な気もする。けどそんなのは玉緒さんの気持ちも二人の気持ちも無視してるしなぁ。でも気持ちよりも優先するべきこともある……のかも。

そもそも15人しかいないと、生まれてきた子供たちのその子供たちが、近親交配になってしまう確率が非常に高くなるわけだしな……彼ら彼女らには選択の余地がない、ということだってあり得る。自由恋愛なんてしばらくは望めないのかも。相当丁寧に考えないとどこかで詰みそう。

沖野くんがそういうことを考えないとは思えないし、現実的には少しでもペアを増やすべきなのかな。それとも、そういった近親交配によるリスクを回避する策は既にあるのかな。あればいいなぁ。あとそういったところを解消するためのクローン技術の応用なのかもしれないな。

何の話なんだよ。

比治山と沖野は幸せになってほしいんだよ!!!!!!!
そういう使命感とか葛藤とか歯がゆい現実とか、全部ねじ伏せて、二人は幸せになってほしいんだよ!!!!
その辺、どこかの設定資料とかで補完されてますか!??? されてなかったら考えて補完するからOK!!! オタクの底力見せるから気にすんな!!!

それはそれとして桐子めちゃくちゃ可愛い。桐子の仁王立ち最高。あと個人的にCV田村睦心が好きなんだぁ。声が好き。そんでこの方が声優されてる子はだいたい好み。ぴえん。

沖野くんがどの時点で比治山くんという明らかに苦手そうなタイプの男を好きになったのだろうと思ったけど、普通に1945年で「名残惜しい」って言ってたのね。どこまで自覚があったのか分からないけれども、「”限りなく自分ではあるものの、明らかに自分とは異なる存在である桐子”が好きな比治山」から寄せられる好意の数々を、彼はどのように受け取っていたのだろう。
ぴえん。

あと小銭拾って焼きそばパン買うとき調子乗ってジュース買っちゃって、焼きそばパン買えん!! ってなって校内を小銭探して歩き回る羽目になるとは思わなかったよ。小銭集めるのに結構時間使ったぞ、なんてゲームだ。(褒め)

何だかんだ、井田くんと如月ちゃん(因幡深雪)も、どうにかなりそうで良かったね。井田、君には世界系の称号を与えよう。
渚のバカンスめっちゃいい歌。ボス戦で流れたときエモすぎて泣いた。

ところで記憶がなければ別人なのか?
って最近も考えたな? と思ったらニーアオートマタだった。
そういう思考が好きなのかもしれない。

そして十三機兵防衛圏のシナリオ集と設定資料集を通販しようと思ってカートには入れたんだけど、年末年始、配送業者の方が忙しいのでは、と思ってまだポチれてません。
友人の誕生日プレゼントに通販したときはまさかもう一度買う事になるとは思ってなかった(笑)

あと柴が鞍部以外に見えてないの普通にびびりました。
そういうの好きです。
柴=しっぽっていうのは何となく思ってたのに普通にびびった。基本的にプレイしているときは何も考えていないタイプのオタクです。どうぞよろしく。

イージーだったけどバトルも楽しかった。
第四世代のインターセプター+バリア回復と第三世代でゴリ押しするという戦い方だったため、彼らだけやたら高レベルでした。
ただインターセプターで出したドローンとミサイルの区別が最後までつきませんでした。あとガーディアンなどで出したやつもDとの区別がつきませんでした。(地図とか見れば普通に分かるが下手すぎてみてない)
ただ、ED後、ミステリーポイント集める為に色々やってたら物理で殴る楽しさが分かってきて第一世代と第二世代もっと使えばよかったな~と思いました。
友達に「ノーマルで苦労した方が世界を救っている感がある」って言われたけれども、イージーでも十分救っている感があったゲーム下手すぎマンは私です。「何のためにイージーがあるのか分かった」って言われて笑った。でも確かに、何回も負けて挑んでひりひりしながら勝ったときのゲーム体験ってなかなか現実世界では得難いものかも。どうしてもストーリーを進めたい気持ちが勝ってしまうのだけれど。昔は私も「意地でもノーマルでクリアしたる」って思ってたんだけどな……これが老い……だろうか……?

多分まだ言いたいことがあった気がするのですがいったん終わります。
とにかくめちゃくちゃ刺さったってことが言いたい十三機兵防衛圏。

めっちゃオケコン行きたいやん。